欲しいのはやっぱり目力!ヒアルロン酸注入で対策を(後編)

解剖学的視点から見たゴルゴラインの原因

頬に斜めにできるゴルゴラインはどんなに若い方でも一気に老けて見られてしまう厄介な線です。加齢による保湿不足や紫外線のダメージといった複数の原因が重なって作られていきます。睡眠不足やストレス過多といった日常生活もお肌に影響してきますので、日々のセルフケアと生活の見直しが大切です。

ゴルゴラインやほうれい線は加齢に伴ってお肌に出てくるものですが、出やすい人と出にくい人に分けられます。お肌のケアにどれだけ手をかけているかにもよることは当然ですが、もともとの骨格や筋肉の使い方によっても差が出てくることは覚えておいたほうがよいでしょう。人間のお肌は肌表面から表皮・真皮・皮下組織と3つに区切ることができ、コラーゲンやエラスチンといった潤い成分を保持するのは皮下組織の上にある真皮層です。年齢を重ねて顔の筋肉が衰えてくると、しわやたるみも進行します。

皮下脂肪は筋肉や筋膜に沿ってかたまりになっており、20〜30代まではお互いのかたまりが支え合ってお肌を平らに保っています。30代後半になってくるとどのかたまりの結合もゆるくなり、お肌に溝ができ始めます。この溝こそがしわであり、これまで皮下脂肪を支えていた結合組織や筋肉が衰えると重力に従ってたるみも進行します。頬周辺にできるゴルゴラインは皮下脂肪のかたまりが下へたるみ始めることで深く刻まれてしまうことも原因の一つなのです。

1日5分!スキマ時間にできるマッサージ法

保湿対策以外のマッサージや日々の生活改善によってゴルゴラインが薄くなる可能性があり、顔全体のお肌にとってもプラスに働きます。しわやたるみの原因が潤い不足であればたっぷりの化粧水で保湿対策をしたり、クリームで潤いを保ったりすると改善が期待できますが、ゴルゴラインは表情筋の衰えが原因である場合もあります。フェイス専門のマッサージやエステに通うことも良いのですが、通う時間がなかったり自宅で手軽にできるものを続けようという場合は、スキマ時間にできるマッサージがおすすめです。

ゴルゴライン対策にヒアルロン酸注入を

美容医療の力をゴルゴライン対策に取り入れる場合、たるみやしわ予防も兼ねて注入治療を検討してみましょう。治療法としてはヒアルロン酸注入とボトックス注射となりますが、症状の原因によってそれぞれが有効な場合とそうではない場合があります。自己判断ではなく医師による問診や診察によって的確に判断してもらうことが大切です。特にゴルゴラインは症状の度合いによってお勧めする治療法が異なってきます。できてしまったお肌のくぼみに直接注入しますので、症状が軽めの方はヒアルロン酸注入で改善できる可能性が大きいと言えます。

ヒアルロン酸は人間の体にもともと存在している成分であり、浜口クリニックで使用している製剤は厚生労働省から認可を得たメーカーのものです。安全性の高い製品を使用し、できるだけ体への負担や治療のリスクが少ない方法であることは患者様にとってメリットの一つとなります。短時間で終わる治療ですが、注射する位置や注入量は医師の技量にかかっています。ゴルゴラインの場合、最初は少量からスタートし、お肌の状態を見ながら追加で注入していくと自然な仕上がりが期待できます。

30歳を過ぎたあたりから少しずつ衰え始める体やお肌を実感すると思いますが、「お肌の曲がり角」は一度ではありません。多くの方は20代後半から30代前半に一度、そして40歳後半にもう一度急激な衰えを実感するという傾向があります。ゴルゴライン対策は1日でできるものではなく、目に見えない表情筋の衰えや保湿成分不足などお肌の基礎部分をしっかりケアしていくことが予防につながります。できてしまったしわやたるみへの対処としてはもちろんですが、今注入することが3年後、5年後のお肌への投資となります。日々のケアに加え、ヒアルロン酸注入というスペシャルケアでお肌の曲がり角を乗り越えていきましょう。

 ←【老け顔の原因になるゴルゴラインとは?】

ヒアルロン酸注入治療内容

  • しわを改善
  • 輪郭形成
  • お顔のパーツをボリュームアップ
  • 肌質改善
浜口クリニックの注入治療相談室