老け顔改善!ボトックスでマリオネットライン対策

マリオネットラインを改善する治療例としてヒアルロン酸注入とボトックス注射の2種類があります。患者様の症状や原因によってどちらの製剤を使用するかが異なり、場合によっては複合治療をお勧めするときがあります。子どもから大人まで解剖学的に人間の顔に存在するほうれい線とは対象的に、マリオネットラインは年齢を重ねた大人にしかできない明らかな老化現象の一つです。今回は線が深く刻まれてしまうとやっかいなマリオネットラインと対策の方法についてご説明いたします。

マリオネットラインはなぜできる?

マリオネットラインは口角とあごとの間にできる直線的なしわマリオネットラインは口角とあごとの間にできる直線的なしわで、糸で吊るしたあやつり人形の顔によくあることが名前の由来です。2本の線があるだけで実際の年齢よりも年老いて見えるので、美しく年齢を重ねたい多くの女性にとって悩みのタネとなっています。50代・60代以降になるとくっきり深く刻まれてしまうことが多く、30代で現れ始めてしまうと「おばあちゃんみたい」という印象を与えてしまうときもあります。

脂肪の重さに耐えきれなくなったときにたるみが起こり始め薄くしわがつくようにマリオネットラインが作られる原因としては3つの過程があると考えられており、それぞれの段階で治療法も異なります。顔の中でも広い部位に当たる頬には表情筋の他に大きな脂肪がついていて、脂肪の重さに耐えきれなくなったときにたるみが起こり始め薄くしわがつくようになります。頬の脂肪の重さに加え年齢が進むと顔や頬を支えている表情筋が弛み始めるためさらにたるみが加速してマリオネットラインが作られていきます。加齢による保湿不足や乾燥、紫外線の影響などが重なり合ってあごの皮膚の上に頬の脂肪が乗って溝となり、どんどん深く刻まれて日々のケアでは取り切れないくっきりとしたマリオネットラインとなってしまうのです。

マリオネットラインには皮膚・表情筋・皮下脂肪という人間の顔を形作る3つの要素が複雑に関係しています。よって、原因に対する対策も、皮膚そのものの衰えには保湿対策や紫外線対策、皮下脂肪の衰えにはヒアルロン酸注入、そして表情筋にはボトックス注射とそれぞれに対応した治療が必要となります。

ボトックス注射でしわの少ないお肌へ

口角下制筋口角からあごにかけてできるマリオネットラインの治療は口元全体のバランスを見ながら行います。ボトックスは注射した部位の筋肉を弱める働きをしますので、下に引っ張られている筋肉を弱めることで上に引っ張る力の筋肉を強くする状態にします。この作用を利用してマリオネットラインの原因となる口角下制筋にボトックス注射を行い、口元のリフトアップを図るのです。

マリオネットラインがくっきり刻まれてしまうと口角も下がってしまい、患者様が本来持っている魅力的な表情が半減してしまいます。顔全体のしわを改善して全体を整えたい場合は専用の糸を使ったフェイスリフト(浜口クリニックではハッピーリフト)やウルセラなど他の治療を検討する場合がありますが、まずはマリオネットラインをなんとかしたいという方にはヒアルロン酸注入やボトックスが適しています。

ヒアルロン酸のみでしわが改善している場合は定期的な注入で薄くしていくことができますが、もしヒアルロン酸注入でも改善が見られない場合にはボトックスとの併用を検討する必要があります。口角が上がっている感覚をつかみ、若々しい表情を取り戻すには専門家の意見を聞くことが一番の近道なのです。

ボトックス注射治療内容

  • マイクロボトックス
  • しわを改善
  • 多汗症を改善
  • ガミースマイル治療
  • 目を大きく
  • まゆげ上げ
  • 首・フェイスラインのしわたるみ改善
  • お顔の輪郭を小さく
  • 鼻のカタチを整える
浜口クリニックの注入治療相談室