汗じみも気にならない!多汗症のお悩みはボトックス注射で改善
ボトックス注射の対応部位
わきの汗じみや人との握手を躊躇してしまうほどの手の汗に悩まされている方にはボトックス注射をお勧めします。「制服のシャツに汗じみがついて恥ずかしい」「人混みはできるだけ避けるようにしている」といった日常的なお悩みを改善に導き、症状を落ち着かせて気持ちを前向きにすることが治療の目的です。多汗症は単なる汗っかきとは異なり、心拍数が上がる運動時や熱さによる体温調節のための発汗以外にも過剰な汗が出続ける症状です。ボトックスは体が発汗するときに交感神経から汗腺に出される伝達物質を抑え、異常なほどの汗によって日常生活に支障が出てしまうことを防ぐ効果が期待できます。
ボトックスによる多汗症治療はわきだけでなく手や足、頭、額・鼻などの顔にも対応可能です。汗腺の働きのほか、表情筋の働きを抑える作用があるボトックスですので注射する部位には細心の注意を払う必要があります。顔の表情が作られている大きな筋肉の部分を避け、安全な場所を選んで治療を行います。通常よりも細い針による注射ですので痛みは少ない治療ですが、痛みに不安がある場合は冷却措置をして痛みを和らげます。
額から滝のように流れ落ちる汗でハンカチやタオルが手放せず、書類やスマートフォンにも汗がついてしまうといったお悩みが多く寄せられています。ビジネスマンやOLであれば仕事に支障が出てしまいますし、接客業の方であれば人前に出ることが苦痛になってしまい多汗症がきっかけで心の病気につながることも懸念されます。異常な発汗は体臭にも影響します。多汗症かも?と心配な方は一人で悩まず皮膚科専門医で診察してもらうようにしましょう。
重度の場合は保険適応も!
多汗症によるわき汗が原因で日常生活に支障があり重度の腋窩多汗症と診断された場合、保険適応での治療が可能です。問診で支障が出ている日常生活について詳しくお聞きし、発症した年齢や継続期間・多汗症の家族がいるかどうかといったいくつかの診断基準を分析して判断いたします。
ボトックス注射による治療効果は永久的に続くわけではなく、4ヶ月~9ヶ月ほどでなくなるため定期的に注射を行うことが必要です。症状の度合いや生活スタイルなどから痛みや傷跡に対する不安が大きい場合、まずはボトックス注射での治療を試してみることも一つの方法です。
保険を使える治療として新たにボトックス注射が加わったことで、より多くの患者様のお悩みが解決へつながると考えております。重度の多汗症でも「そういう体質だから」とあきらめることなく、心の病を引き起こす前に適切な治療で改善することが可能であると知っていただきたいと思います。
ボトックス注射治療内容
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- 第一印象は目元が勝負!ボトックス注射でイメージチェンジ
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